2025年度 第2四半期 決算短信
売上高
+4.2 %
経常利益
-0.2 %
配当利回り
2.9 %
自社株買い
3.8 %
一株あたりの利益(EPS)
97.66 円
通期純利益予想
-1.3 %
前年同期比
+4.2%
5690.1
億円
前年同期比
△0.1%
443.9
億円
前年同期比
△0.2%
433.5
億円
前年同期比
△3.8%
268.7
億円
2025年3月期第2四半期の明治ホールディングスの経営成績についてお知らせします。当中間期の売上高は5,690億6百万円となり、前年同期比で4.2%の増加を見せました。一方、営業利益は443億92百万円で、前年同期比で0.1%減少しました。経常利益も同様に433億47百万円となり、前年同期比で0.2%の減少でした。さらに、親会社株主に帰属する当期純利益は268億67百万円で、前年同期比で3.8%減少しました。全体として、売上は増加したものの、利益に関しては原材料価格や一部コスト増などの影響により微減となっています。
食品
276.4
億円
前年比 -6.9 %
食品セグメントは、デイリー事業とニュートリション事業の増益にも関わらず、カカオ事業とフードソリューション事業の大幅減益が影響し、前年同期を下回る結果となりました。デイリー事業ではプロバイオティクス製品の需要減少が課題でしたが、『明治おいしい牛乳』のプロモーション強化や製造間接費の低減が増益に寄与しました。一方、カカオ事業では主力ブランドの好調がありつつも、原材料コストの増加や新工場稼働のコスト増が利益を圧迫しました。フードソリューション事業も、中国のフローズンデザート事業の新工場稼働によるコスト増と、天候不順の影響で売上が低迷しました。
医薬品
185.6
億円
前年比 +16.7 %
医薬品セグメントは、国内事業の大幅な増益と動物薬事業の好調により、前年同期を大幅に上回る結果となりました。国内では抗菌薬『スルバシリン』や『メイアクト』、新発売の選択的ROCK2阻害剤『レズロック錠』が増収を牽引しました。また、ジェネリック医薬品販売子会社も増益に貢献しました。海外事業ではインドやタイの子会社が好調に推移しましたが、グローバル品目の研究開発費の増加が利益を押し下げました。ワクチン事業もインフルエンザワクチンの出荷増加が好影響です。しかし、研究開発費や普及費の増加により利益は若干の減少がありました。
前年比
+5.0円
100
円
直近に公表されている配当予想から修正がありませんでした。
1
新規 β ラクタマーゼ阻害剤「OP0595(ナキュバクタム)」の開発進展
医薬品セグメントでは、新規 β ラクタマーゼ阻害剤「OP0595(ナキュバクタム)」の開発を進めています。この阻害剤は抗菌薬の効果を向上させる新薬であり、グローバル市場での販売を目指しています。
2
次世代mRNAワクチン「コスタイべ筋注用」の供給開始
抗菌薬やワクチンの安定供給に取り組む中、2024年9月13日に新型コロナウイルス感染症に対する次世代mRNAワクチン「コスタイべ筋注用」の日本でのオミクロン株JN. 1系統対応一部変更承認を取得し、10月からの定期接種に向けて供給を開始しました。
3
中国事業におけるリバイバルプランの実行
食品セグメントで、中国事業のリバイバルプランを実行し、収益性の改善を目指しています。中国市場における戦略的な見直しを行うことで、事業全体の成長を図っています。
4
デイリー事業の強化と「明治おいしい牛乳」プロモーション
国内のデイリー事業では、「明治おいしい牛乳」シリーズのプロモーション強化を行い、好調な売上を維持しています。牛乳市場での地位を固めるため、さらなる付加価値の提案を行っています。
明治ホールディングスは、2024年11月11日の取締役会において、自社株買いを目的とした自己株式の消却を決議しました。消却される株式の種類は普通株式で、その総数は11,259,000株にのぼります。これは消却前の発行済普通株式総数の約3.8%に相当します。この消却は2024年11月18日に予定されており、消却後の発行済株式総数(自己株式を含む)は282,200,000株となります。今回の自社株買いにより、企業価値の向上と株主への還元を目指します。なお、株式分割や新しい資金調達に関する情報は現時点では提供されていません。
情報なし
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